どんなことでもパカにせず、親身になって教えてくれた先生のほう

どんなことでもパカにせず、親身になって教えてくれた先生のほうが好感をもって思い出すにちがいない。男女の仲もそれと同じである。もしこのとき、「何だ、こんなことも知らないの、笑われるよ」などというと、もう二度とその彼女はモノなど聞きはしないだろう。彼女からの接近を拒否したも同然だからだ。また、自分がいかにモノを知っているかを印象づけようとエラそうにペラペラしゃべるのも、逆2どうしたら、彼女と親しくなれるか、勺効果である。すばらしい知識を披露したとしても、彼女はそれを自己陶酔としか受け取らないだろ。女優の岸恵子さんはフランスの映画監督と子どもまでもうけながら、離婚したが、その理由の一つに夫のか応答があったという。夫はレジスタンスの戦士であり、それを誇りにしている。夕食時などレジスタンスのことがよく話題にのぽり、こんなとき、岸さんがフランスの歴史の細かいところがわからずに聞くと、「そんなことも知らないのか」という目をされ、しだいに彼から心が離れていったという。たぶん、夫はフランス史はだれもが知っていて、そんなことは常識だと思ったのであろうが、夫婦でさえ、そうなのだ。もちろん、知らないことは素直に知らないというのがいちばんいい。要は相手に対する心の姿勢のもちかたである。「そんなことも知らないのか」といわれれば、パカにされたと思うのがふつうだ。自分が知る範囲でやさしくていねいに教えるということは、相手を尊重していることである。自分をたいせつにしてくれるというところから、コミュニケーションの紳というものは生まれてくるのである。*どんなつまらないことでも、聞かれたら真剣に答える姿勢を示す*聞かれて知らないニとは、素直に知らないと言ってあげる”なぜ、女は、つまらない男でも、先生や上司というだけでひかれやすいのか女性は、自分に何か教えてくれる人には、自分を導いてほしいという欲求が強くなる私の知人のなかでも、かつての教え子と結婚している教師はけつこういる。たしかに女性のなかには教えられることの好きな人、8教わり魔。というべき人がいるのだ。本能かどうかはわからないが、女性は男性よりも、だれかに教え導いてほしいという恭順欲求が高い。テニスやスキーをする若い女性が多いのは、こうした理由が背景にあるのだ。現に、素敵なコーチがいるかもしれないという理由でテニスを始める女性はけっして珍しくないし、コーチが格好いいからテニススクールに通っているという人も多い。